着物の仕立てと仕立て直し伊藤和裁

子供用着物

宮参りの祝い着を七五三詣り用に仕立て直し


お宮参りの時の祝い着を3歳の女児に着用される場合、肩揚げ、腰揚げをし、袖に丸みを付け、紐位置を替えるか、外します。まず、お客様から頂いた着丈と裄丈から、揚げ寸法を割り出します。身丈の腰揚げは、以前は6対4で割り出していましたが、お子様の体型によりますが、微妙に揚げ線を少し上になるようにしています。腰揚げの分量が多い場合は、2重揚げにしていますが、今回のこの着物は3寸5分で上げています。祝い着の裄丈は1尺3寸上がりです。お子様の裄丈が、上り1尺3寸のご希望です。肩揚げの寸法が2寸7分で、これを肩で全部つまんでしまうと肩が無くなってしまい、身巾が狭くなってしまい、お子様に着せることが出来ません。なので、弊社では、工夫をして、3才児が初めての着物で、楽に可愛く着ていただけるように工夫して仕立て上げてます。

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