着物の仕立てと仕立て直し伊藤和裁

男物 事例26

男物黒紋付き羽織


男物黒紋付き羽織の仕立てをしました。男性着物の正式礼装の羽織です。結婚式の花婿の衣装だけではなく、仲人などの正式の衣装として、また、葬式や他の公式の場での着用衣装としても用いらてます。標準の男物の羽織丈は着物丈からマイナス1尺3寸です。
今回は羽織だけの仕立てなので、こんな場合は身長より割り出します。裏地の肩裏は前と後ろのハギ位置を同じにしません。後身頃は柄が1枚の絵になる様に高さを決めます。前は乳下から1尺5寸から2尺のところにハギ位置を決めて仕立てます。