着物の仕立てと仕立て直し伊藤和裁

羽織り

追いかけの追い裁合わせの羽織


羽織には、本羽織、中羽織、茶羽織があります。それぞれに袷羽織、単衣羽織、綿入れ羽織がありますが、写真の羽織は11月から4月頃まで着れる袷長羽織です。羽織丈は8分丈、柄は反巾で小梅のグラデーションになっています。柄合わせは、ぶっつけ仕立てにすると巾広く見えますので、追いかけの追い裁合わせで仕立てています。衿は柄の多い方を使って仕立てました。ロング丈ですので、衿付のヘラは、前下がりの所で、縫い代を多く取り、裾で衿が近づかない様に工夫をしております。

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