着物の仕立てと仕立て直し伊藤和裁

男物 事例22

山道文の浴衣


男物浴衣の仕立てをしました。文様は幾何学文様【山路】とか【山道文】といいます。山道の様にジグザグした道を文様化したものです。山形が三つ以上連なったもののことをいいます。
糊の利いたしっかりとした浴衣地です。浴衣の生地は綿でとても縮みやすいです。
男物浴衣は対丈で着用する為、クリーニングするたびに縮みます。なので、仕立て前、生地に均等にキリ吹きをして、あらかじめ生地を縮めてから地のしをし仕立てにかかります。
寸法の見積もりですが、共居敷を付けることが出来るように工夫をします。今回の浴衣の柄合わせも大変綺麗に仕上がっています。着姿も仕立て上がり品よりも、もっとかっこ良く映ります。
お誂え仕立ての良いところです。