着物の仕立て
『水』の訪問着の仕立て
水面を彩る水の波紋と光。その光を受けて色を変える水面。 揺蕩う(タユタウ)水のさまを広々としてとらえどころのない水を線だけで表した優れた訪問着です。優しい筆使いな柄ゆき、そして淡い地色、所々に色を挿しているものの、『水色』主体の色使いが研ぎ澄まされたような神聖な美しさを醸し出しています。簡素な中にも、そこはかとない粋さが感じられ『水色』という色の美しさに改めて思い至らされます。変幻自在に描かれる水模様は趣味性に富んでおり、個性的な装いを楽しみたい方にお薦めです。
今回の一つ紋訪問着の仕立てで気を使ったところは柄合わせと背紋合わせです。
背紋は少しでもズレると全体のバランスが悪くなるので、きっちりと合わせます。柄合わせも出来るだけは柄を合わせますが、寸法によっては難しい場合もあります。その場合、柄がズレてもおかしくない程度に柄合わせします。










