着物の仕立てと仕立て直し伊藤和裁

男物 事例38

男物単衣着物の仕立て


男物の単衣着物を仕立てました。男物着物は単衣仕立てにしても、袷仕立てにしても上がり寸法は身丈を着丈の長さに仕立て上げます。着物の仕立ては、仕立て直しが出来る様に内揚げという、余分に生地を余らせ、着物の中にしのばせてます。隠す位置は帯をする辺りで、着用に使う帯で見えない位置にしています。袖の仕立ては振りを開けず人形を作ります。身八つ口は作りません。帯を結んだ時に帯が衿にかからないと着くずれするので衿下を考慮し、衿をしっかりとさせます。材料によって、絹布仕立て・薄物仕立て・ウール仕立て・木綿仕立てがあります。