着物の仕立てと仕立て直し伊藤和裁

男物 事例40

男物大島紬アンサンブルの仕立て


大島紬とは絹糸と使い、しなやかな風合いが紬地とは違ったものを感じさせるところから、大島紬として紬とは別扱いになっています。藍大島、色大島などがあり、縦、横、絣の細かいものほど高価になります。湿気に強いので、防水して雨コートなどに仕立てる事もあります。写真は同じ色目の同じ布の着物と羽織ですが、最近では、同じ風合いの生地で着物と羽織の色を変えたり、縞模様の羽織に したりとアレンジして、長襦袢の半衿や羽織の裏の柄もこだわり、着物姿を楽しむ男性も増えてきました。
男物の仕立てについてですが、ご注文の着丈巾が取れるかを見積もりをし、お客様のご希望に添える様に工夫して、生地を裁ち合わせます。生地が長く有る時は、羽織の衿を並み巾で着物の衽、衿を半巾に裁ち、使います。袖巾の広い方は袖付側で足し布をします。小柄な方、お相撲さんなどの特殊なものまで、対応出来、喜んで頂ける商品に仕立て上げます。