着物の仕立てと仕立て直し伊藤和裁

男物 事例41

格子柄の男物着物仕立て


男物と言えば、大島紬、アンサンブル、色目も紺、茶とかが多かった様に思います。最近は、着物と羽織の色違いの組み合わせ、生地の種類もいろいろ有り、男物もオシャレになってきました。粋に着こなしておられる姿を見かけるとカッコいいと思います。
今回の仕立ては、小さな格子柄の反物の雰囲気を生かす様に丁寧に仕立てています。背縫い、脇縫いの格子の横段巾も揃えています。そして、衽も前身頃の格子に合わせています。裾から剣先まで、柄がずれない様に衽も内揚げ位置でつまんでいます。 それから、袖付も肩山から裾に向けて斜め線のなっていますが、それでも格子の間隔がおかしくない様に考えて仕立てています。