着物 仕立て・仕立て直し - 伊藤和裁

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漆黒の古典模様の黒留袖の仕立て

ご結婚の吉日に、漆黒シッコクに映える黒留袖比翼付きを仕立てました。婚礼を前に黒留袖を用意し、仕立てられ ました。初めて、黒留袖を着るヤングミセスには、オーソドックスな好感度の高い古典模様が、お勧めです。床に 無造作に広げられた巻物の模様です。その巻物のストーリーは、源氏物語。平安貴族の宮中での恋愛サーキュレーション物語を描いてい ます。巻物は器物文様、その縁取りを飾るのは、松、桜、菊、花の鶴丸の植物文様との文様取り合わせになってい ます。漆黒の中に華やかに、日本的情緒が感じられる黒留袖です。源氏物語絵巻と花の鶴丸を上前に配した裾模 様構成に友禅染めを中心とした、優しく、淡い色調が相まって、若々しく、優しい趣が漂った黒留袖になっています。
留袖の仕立ては、上前から下前まで流れる様な裾模様が、小さな柄のひとつ、ひとつまで、合わせています。これには 技術が必要になります。それぞれの柄のズレを伸ばしたり、縮めたりと工夫して仕立てます。留袖比翼付きの比翼縫い は、専用の生地、比翼地や胴裏を使います。衿、衽八掛け、身頃八掛け、袖口、袖振り布を表地の巾より、少し控えて 縫います。着物の内側に重なる様に比翼を付けます。着用時の事を考慮し、巾、丈より、1分から5分程度、控えて クケ付けをします。袖比翼は、袖口と振り側のみをクケ付ける場合と丸袖といい、表袖と巾、丈を少し控え、同じ物を 作り、クケ付けします。

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