着物の仕立てと仕立て直し伊藤和裁

着物の仕立て

空色に古典柄の雅な振袖の仕立て


雲一つ無い秋の日本晴れの色の様な空色ソライロの清らしい振袖を仕立てました。
日本独特の美意識が、今も継承されている古典文様は、日本の服飾、きものらしい雅やかさと風格を感じさせる優れた文様です。
日本の大和撫子のみならず。世界中の人々にも似合い、安心して着られるお薦めしたい古典柄の着物です。空色とは、水色ミズイロほどに緑みミドリミを持たない明るい青のことをいいます。そして、その空色に描かれている様々な文様。四季の変化に富んだ我が国、日本の身近にある様々な植物の生命力、一年を通しての植物の観察から感じられた事を吉祥文様に文様化されました。
春夏秋冬と一年中、葉の色が変わらない松、笠松カサマツは、不老不死のシンボルです。ミカン科の植物の橘タチバナも長寿を招くとされます。
優美な草花を扇面に描いた中啓チュウケイ。器物文様キブツモンヨウの扇を開くと末広がりになることから、開運、繁栄の兆しの意味があります。

今回の仕立ては、上前の衿先の柄が合っています。掛け衿の柄を地衿の柄を合わせますが、地衿に掛け衿の柄が無い時には、衿先を合わせます。地衿と衿先の両方に柄がある場合は、衿先を流して縫います。古来、着物の柄に使われる優雅な文様。上前身頃の裾模様には、植物文様と器物文様の文様取り合わせという方法で、皆様に古典模様を楽しませてくれています。
生地は紋綸子、地色は空色、そこに華やかな色彩と煌びやかな金彩で彩られた古典柄の振袖を仕立てました。

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