着物の仕立てと仕立て直し伊藤和裁

着物の仕立て

金彩友禅の振袖の仕立て


目が眩むほどの金彩を散りばめた豪華絢爛の振袖です。 御両親の愛情も一入(ヒトシオ)でしょう。
着慣れた洋服、普段とは違った着物での装いで気分も引き締まり、成人の日を迎えるには相応しい振袖。
成人の門出を美しく、雅に装えば、この振袖をお召しになるお嬢様に視線は釘付けです。

今回の振袖は、秋の紅葉の名所、大原三千院を思い起こさせる真っ赤な地色に立体感のある高度な技術の高蒔絵の様な金彩加工、箔置きの雲取りの場に平安絵巻の御所解模様を描いています。糊と光沢の強弱ある金系色で、菊・梅・松・七宝・亀甲花菱などの吉祥文様を表し、上前身頃の菊模様には、金駒(金糸)で、より立体感を表現した格調高い金彩友禅模様振袖の逸品です。

仕立てについてですが、成人の日を祝う気持ちを込めて仕立てました。
身長が高く細身のお嬢様のため、仕立てで気を付けた所は身頃の柄合わせです。柄合わせ重視にしてしまうと、身巾が広くなってしまう為、衽(オクミ)は柄合わせをして、身頃は身巾重視で、おかしくならない程度に柄をずらして仕立てました。もうひとつ、金彩が殆どなので、生地が硬く、針通しずらく大変苦労しました。

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