着物の仕立てと仕立て直し伊藤和裁

男物 事例57

宮古上布の羽織と陣羽織の仕立て


着尺(一着の着物が出来る大きさ)、一反分で羽織と陣羽織を仕立てました。
素材は宮古上布です。宮古上布は沖縄県、宮古島で生産される生地と呼ばれる麻織物の一種で、一反を織るのに2か月以上かかる高級織物です。
夏物の着物に素敵ですが、今回は男性用の夏用の羽織と陣羽織の仕立ての依頼です。スッキリ見える様に横段の柄を合わせましたので、要尺がギリギリ、何度も見積りをやり直して工夫をしております。
上布は、生地の扱いが大変難しく、折やくけが曲がってしまい仕立ての技術を必要とします。