着物の仕立てと仕立て直し伊藤和裁

仕立て直し

着丈が短い着物を胴継ぎで丈出し


『胴継ぎ』という丈出し方法で身長差のある着物を仕立て直しして着れる様にしました。
着丈の短い着用出来ない着物を自分サイズにして着こなす。(例えば、気に入ったアンティーク着物の着丈が短くても着れる様に出来ます!)今回のご依頼は「身内の方から譲り受けた着丈の短い絽小紋着物を自分サイズにして着用したい。」です。

涼やかに身に添う素敵な絽小紋着物です。ハッキリとした赤・紫・緑・などの色合いで描かれた柳の枝々と真っ白な雪の色を思わせる地色。冷たい雪風に柳の枝々が靡(ナビ)いている様で見ている者も涼しく思わせてくれます。如何にも涼しげなコントラストは 染めのみで表現され、巧みに着物全体に調和して、清々しい印象を与えています。着物姿は日本人を最も美しく表現し、見る人をも心豊かにしてくれます。

仕立てについてですが、この譲り受けた着物の着丈は四尺二寸。これをお客様サイズの四尺八寸に直します。センチでいいますと、15センチの着丈差があります。着物の衿下寸法より二~三寸上の身頃・衽を裁断し、お端折りの裏側になる部分で四寸くらいの布を足し継ぎました。足し布をする場合、共布を使うのですが、今回は余った共布も無く、薄い色の別布を使いました。帯をするので、この足し布した部分は帯が隠してくれます。胴継ぎという丈出し方法で着丈の短い着物を蘇らせました。

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